どうも、たけっちです。
「iDeCoとつみたてNISA、どっちがいいの?」
という質問をよく見かけます。
それに対する回答は大抵が「iDeCo→つみたてNISAの順で始めると良い」というものです。
私が回答するなら「とりあえずつみたてNISAだけ始めると良い。iDeCoは後回し。」です。
これは、前者がターゲットを「定年(60歳)まで働くつもりのサラリーマン」としているからであり、
例えば私のようにアーリーリタイアを目指している人にはそぐわない回答だからです。
(どちらが良いという話ではなくて)
iDeCoの「所得控除ができる」というメリットを最大限生かせるのは定期収入のあるサラリーマンであり、
唯一のデメリットである「60歳まではお金を引き出すことができない」ことも、
そもそも60歳までは働くつもりのサラリーマンにとってはデメリットになりません。
しかし、ちょっと待って下さい。
時代は変わるものです。時代が変われば、私たちの考え方も変わってきます。
私も3年前までは定年まで働くつもりのサラリーマンでしたが、
私がiDeCoを始めた時には「FIRE」なんていう言葉は聞いたこともありませんでした。
今までは「学校を卒業してから約40年間、ひとつの会社を勤め上げて、老後は年金で暮らす」
これが大衆の理想というか、常識だったわけです。
(私にとって「もうひとつの憧れ」でもありますが)
でも今は「転職、副業で年収を上げる」「アーリーリタイア(FIRE)して余生を楽しむ暮らし」
こういう新しい価値観が出てきました。
それが自分の中に情報として入ってきたときに、
「そういう生き方もアリかも?」と、
自分の中の常識が変わる可能性って誰にでもあると思いませんか?
そういうリスクを考えた時に、気軽に「iDeCoをまず始めましょう」とは決して言えないと思うのです。
だからまずは、資産運用はつみたてNISAから始めましょう。
つみたてNISAで、優良な商品を買いましょう。こういう結論になります。
ところで・・・
仮にFIREを達成しても、今の会社を辞める必要はないんです。
FIREを達成しても、「働かずに過ごす」ことを強制されるのではありません。
「今の仕事を続けてもいいし、別の仕事をしてもいいし、NPOでボランティアをしてもいいし、働かなくてもいい」
この状態こそがほんとうの「FIRE」です。