株主優待の落とし穴

昨日のブログにも書いたんですが、

株主優待にはまだ落とし穴がありまして。

 

最初に買った株は・・・何だったか忘れてしまいましたが、

とにかく投資を始めてまだ1カ月くらいの頃。

「今月末までにこの株を買えば、1000円分のQuoカードがもらえる」と知ったら!

しかもそれが今日だと知ったら

急いで買いますよね。

はい100株買いました。

翌日、いきなり50円下落。損失5000円。

「えーー」

1000円のQuoカードもらって、マイナス5000円・・・

意味が無いですよね?

最初、コーヒーこぼしそうになるくらいうろたえました。

でもこれ、実は当たり前の事なんです。

何でかというと、株主優待がおいしい会社の株は、

株主優待がもらえたら売っちゃう人が多いんです。

だから翌日下落します。

たいてい株主優待+配当利回り分以上、下落します。

そして半年か一年後か、とにかく次の株主優待が貰える日にかけて、

またジワジワと株価が上がっていく、

そんなことを繰り返しているのが株主優待銘柄です。

(もちろん良いニュース、悪いニュースなど別の要因があれば当然上下しますが)

だから、一度買ったら1年は持ってるぞ、くらいの気持ちでないとなかなか儲けが出にくいのです。

でもそうなると次は、

「じゃあ権利付き最終日の2~3か月前に買っておいて、権利付き最終日が迫ってきたら売る!」

という手法を取る人も出てきます。このへんはイタチごっこですね。

権利付き最終日って?

株主優待をもらうためには、「権利付き最終日」という

「この日に100株持ってれば、あなたの家に株主優待を送りますよ」

ってあらかじめ企業側が決めた日があるんです。

これは企業によってマチマチなんですが、大抵はその企業の決算日になってますね。

本当は、株主優待ってお中元や暑中見舞いみたいなもので、

「いつもご贔屓にして頂いてありがとうございます」

って意味合いで続いている日本独自の制度ですし、

まぁもちろん前述のように、うまくいかないように出来ていますから、

株主優待をもらうためだけにその銘柄を買うのはオススメしません。

しかも「1年以上の保有を条件とする」みたいに、

特定の期間、その株を持ち続けてないと株主優待が貰えないって銘柄もありますから、

そこは皆さんご自分でしっかり調べてから買って下さいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA